chapter07 山奥で パンクに泣いた 土佐の路(再び四国、剣山スーパー林道逆回り)

97.4.26~29 (3泊4日)
 
大阪 → 淡路島 → 剣山スーパー林道 →別府峡温泉(泊) →安芸 → 高知 →鏡村?(泊) → 長沢ダム周辺の林道群 → 石鎚スカイライン(四国カルスト) →広川村の円山公園(泊) →・・・ →自宅へ


97/04/26(1日目)
 何と半年以上もご無沙汰していた松チャン・コータ君ツーリング、やっと休みを取って行けることになりました。3泊4日のツーリングは久しぶり。いつものように、松ちゃんの遅刻から始まる2人。7:00に寮に集合の予定が、7時20分!コータ君は待ちくたびれて寝ていました。

 「さあ行こうぜ!」「、、、松本さんエンジンがかかりません。」「えっ?」コータ君のバイクは悲しいかな、バッテリーが弱っているようで、なかなかエンジンに火がともりません。ブースターケーブルを使い、私のバイクのバッテリーとつなぎ、何とかエンジンをかけたのでした。

 んで、出発出来たのは8時過ぎ。まさにラッシュアワーの時間帯。R43は混みまくり!イライライライラ、、、。幸い三宮を過ぎたあたりからは快適な道に変わり、スムーズに明石に到着。前回よりお約束となった、「きむらや」の明石焼きを購入(750円/20個入り)。一路フェリー乗り場へ。車は約1時間半待ちのところ、バイクは20分待ちですぐに乗れてしまった。これもバイクの良いところと言えるでしょう。松ちゃんは同乗したバイクねーちゃんに注目。「バイク乗ったねーちゃんがいるぞ」「かわいいですか?」「俺はそう思う」「どこですか?」「あっち」「、、、まあ、価値観の違いですね」などの掛け合いをして、フェリーの中の20分をすごしていたのですが、ゴールデンウィーク始まりの日とあって、船内はいつもと違い、人も多く、ずいぶん騒がしい。しかもわれわれのようなオフロードのウェアに身を固めた、やや汚らしい姿は、たくさんの人の中では浮いて見えるだけ。こそっと船室を後にして、フェリーを降りました。

 淡路島の西側のすいている道を淡々と走る2人。一、鳴門大橋へ。2時間ほどで、鳴門大橋も渡りきり、徳島へ到着。本日はこのまま剣山スーパー林道を走る予定なので、さらに移動していたのですが、以前に来たときにあまりのおいしさにはまってしまった「釜揚げうどん」を食いたい2人は、道中うどん屋を探すのですが、なかなか開いている店がない。結局「珍竹林」という店で、「うどん定食」を平らげました。

 さあ、スーパー林道入り口まで到着。林道の旅へGO!。淡々といいペースで走っていたのですが、何と松ちゃんのリアタイヤが突然パンク!この日は、路面が乾いていたので、ホコリが舞のことを気にして、距離を離して走っていた2人。これが災いして、後ろを走っていた松ちゃんがスローダウンしたのを知らずに、コータ君は、はるか先を走っていたようです。林道の途中で出会った兄ちゃんから、松ちゃんのバイクが止まっていたことを知らされたコータ君が、あわてて戻ってきて、トロトロ走りの松ちゃんと合流。とりあえずほっとする2人。「とにかく走って行くしかない」林道の中、通信手段を持たない2人はひたすらスーパー林道終点へ向かう。ようやく終点へ着いたときには17時30分。あたりは暗くなってきています。この先10kmほど走ると、前回泊まった、高知県物部村、別府峡温泉付近のテニスコートが近いと知って、そこまでまたひたすら走る。やっと到着。、テントを張ることができたのです。時は18時30分でした。松本はその後、公衆電話で、バイク屋を探しては「チューブ、無いですか?」と聞くのですが、「、、、ない、、」との返事ばかり。近くにはないんですよね。今いる場所は、「物部村」という場所なのですが、とてつもない山奥。一番近くと思われる「安芸市」まででも林道を1本越えなくてはならない。あきらめました。

 そうとなれば後は宴に突入。今回からの新兵器「フライパン」が調理道具に加わったことをいいことに、すかさず炒め物に走る
2人。にら、えのき、しめじ、もやし、豚肉 の炒め物(塩コショー)。今までのキムチの素のお手軽うまい味には多少劣る気はしたが、腹が減っていることもあり、「うまい」とばかりに、一気に平らげる。トロトロとその後酒を飲み進めていると、標高の高い場所のせいか寒くなる。そのままお休み。21:00ごろ。

97/04/27(2日目)
 「寒い!」。5:00ごろに、昨日のつまみだった「ピスタチオ」を狙うカラスの鳴き声に目を覚ました2人だが、寒くて起きる気がしない。結局7:30に2人とも起きる。昨日そのまま放置した、松ちゃんバイクの「パンク」の修理に取り掛かる。まずはコータ君の持っていた「パッチ」で修理。最後には念のためとばかりにチューブにガムテープまで張って、これでOKだろうと踏んで空気を入れると、GOOD!ばっちり治りました。約1時間の修理時間でした。

さて、このまま土佐高地方面へということで、”東川千本谷林道”へ。ところが5kmほど走ったところで、松ちゃんのリアタイヤがまたもやペチャンコ。林道の中での2度目のパンク。行くっきゃない。安芸市へ向けてリアタイヤはつぶれたまま、昨日に続き、またもやトロトロペースで走る羽目に。きっとコータ君はフラストレーションがたまっているだろうと思いながら、松本はパンクながらの全力走行。そのせいか、林道終点までたどり着いたときには、リアタイヤは破裂寸前まで悪化していました。タイヤのブロックが割れだして、タイヤが破れそうな状態。けど周りにはチューブの売っているところはなし。「高知まで走ろう!」約40kmの道のりを覚悟して、走り出した2人です。

走って5分。太平洋に出てきたところの国道沿いにバイク屋を発見!18インチのチューブがありました!!。¥2200払ってチューブ購入。近くの川原に行って、速攻修理。このときわかったのですが、タイヤに見事なまでに「釘」がぐっさりと刺さったままでした。今朝の修理の時には、タイヤのチェックを忘れてたので、釘が刺さっていることがわからずに走り出してしまったようです。釘をニッパーでゆっくりと抜き、修理完了!たかだか20km程度距離を、午前中いっぱい使う羽目になりました。

(林道でのヒヤリ事件(byコータ君談)
 これは後で聞いた話ですが、コータ君は林道途中のコーナーで車と激突しそうになったそうです。リアタイヤが滑って、車とすれ違う直前にグリップが戻ったそうですが、あと30cmで激突するという感じだったそうです。「今までで、一番ビビった」とはコータ君談。


 パンク修理を終えた2人はR55をひたすら移動し、高知市へ。さらに県道をとおって北上。鏡町(村)へ。昨日風呂には入れなかった2人は、共に「RIO鏡町温泉」の看板をバイクで走っているときに発見。15:00ごろでしたが「今日はここまでとしよう」と意気投合して、温泉へ。ぽかぽかぬくぬく。飯と酒を買って後は寝るところ。偶然見つけた休憩所みたいな、ないしは展望台みたいな、屋根つきの場所で寝ることに。

 さあ宴です。”新兵器フライパン”にこだわる2人は昨日と同じく炒め物。ベーコン、ピーマン、キャベツ、こんにゃく、しめじ(with塩コショー)という昨日と似たような取り合わせの炒め物。これにビール2本、日本酒5号瓶1本という、酒だけはずいぶん多いと思われるメニュー。近くに流れる川の音をBGMに、宴は進み、屋根つきの場所であることをいいことに、テントも張らずにシュラフに包まってそのまま寝てしまいました。

97/04/28(3日目)
 ツーリング3日目。昨日の天気予報どおり雨でした。幸い屋根付きの場所で寝ていたので雨が入り込むことはなかったのですが、なぜかコータ君が寝ていた場所がピンポイントで雨漏りのする場所。コータ君のシュラフはべしょべしょ。まあ、それも思い出ですかぁ。

 朝食を済ませて、出発準備。雨対策のため、重装備をほどこして、いざ出発。「一の谷脇の山林道」へ。無難にこなして次は「奥南川林道」へ。何せ雨の中ですから、路面は水溜りだらけ。ゴーグルは曇りまくり。最低です。そのせいとは言えませんが、ミスコース続出。ダム付近を1周する羽目になるとは、、、。何とか「長沢ダム」へ出てきてほっとする2人。天気の方といえば、雨が止んだと思えばまた降りだすの繰り返し。予断を許さない状況の中、「よさこい峠」へ。ここからは今は無料となった「石鎚山スカイライン」を快走、、と言いたかったのですが、雨と標高の高さから、完全に霧の世界。視界ゼロの中、一寸先は闇だぁとつぶやきながら何とか走り抜ける。R494-R33-R44と走りつなぎ、四国カルストへ。ここも天気のせいで視界ゼロ!景色が良いところだったのに、見えたものは5m先の道路と草むらだけ。この先来ることがあるときにお楽しみと相成ったのでした。

 野村町-廣川村と町道&R197を乗り継いで走ったところに、温泉発見!雨の中風呂に入ってしまった2人は昨日に続き放心状態。風呂から見えた妙な公園に泊まろうと安易に決めた2人。ところがその場所に行ってみれば、以前泊まったことのある「円山公園」とい場所で驚く2人。当たり前のように前回と同じところで飯と酒を調達しテントを張って宴をするあたり、すでに野宿慣れしたというか、マンネリが始まったというべきか、、、。やっぱり今日も”フライパン”は働きます。メニューは焼肉。牛肉、レタス、いかゲソ、以上。ちょっと酒が足りないなぁと思いつつも21:00ごろ床に就きました。明日は帰路につきます。 (以下日記なし)